先に書いたアキバ系、萌えビジネスは、いまや海外にまで進出しているらしい。その最たるところが日本で『韓流』として大人気の韓国だそうだ。ネット上で検索した記事を抜粋してみると・・・
2006年3月4日にソウル・ミョンドン(ソウル市中区明洞2街2-6番地2階)に、メイドカフェ&キッチンamuamu(アムアム)が開店した。日本のメイドカフェが、台湾に続いて韓国にも進出したのだ。メイドさんは現在12名。サービス内容は、料理や飲み物の提供、メイドさんとのチェキ(インスタントカメラ)撮影・ゲーム、コミュニケーションノートなどで、日本のメイドカフェとほとんど一緒だ。
ただ、一般的な日本のメイド喫茶よりずっとおしゃれで、高級レストランの雰囲気さえ漂っている。営業時間は平日が12:00から21:00、休日と土日が11:00から21:00となっている。メニューは、飲み物が4500ウォンから7000ウォン。1ウォン=0.12円で換算すると日本円で540円から840円になるから、日本のメイドカフェより、やや高めだ。具体的には、アイスミルクが4500ウォン、コーラ、アイスコーヒー、ホットコーヒー、ホットティーなどが5000ウォン、コーヒーフロートやハワイアンパンチが7000ウォンとなっている。
一方、「萌え萌えオムライス」に加え、スパゲッティー、カレーライスなどの食事メニューの料金は、9000ウォンで統一されている。なお、メイドさんとの写真は3000ウォン、ゲームは3分間で4000ウォンだ。韓国の経済水準を考えたら、かなり高い水準の料金を取りながら、オープン2日間の来客数は約400人にのぼった。韓国でも萌え産業が確立してきた証拠だろう。
名の「アムアム」は、韓国語の「アムナ(誰でも)」の「アム」から採られている。「誰でも&たくさんの人が来て楽しめるように」との意味がこめられているのだそうだ。また、今後コスプレ・メイド服のブランドショップ等の展開も考えているので、そちらでも違和感なく使用できるキュートな名前を考えたのだと言う・・
実はこのアムアムは、大阪のああとあいてぃ有限会社がプロデュースしている。勘のよい方はお気づきだったと思うが、店にコミュニケーションノートを備えるというのが、大阪のメイド喫茶の文化なのだ。
韓国への出店を思いついた理由をああとあいてぃ有限会社の武内博社長は、「韓国でのコスプレ・同人イベントの盛り上がりの大きさをみて」と言う。また、アメリカのSony
Pictures Entertainment(SPE)が今年7-9月に、韓国でアニメ専門チャンネルを開局する予定で、韓国での日本のアニメブームが一層盛り上がりそうなことも理由になっている。韓国ではもともと日本のアニメがインターネット上に無許可で放送されており、すでに厚いアニメファンの蓄積がある。日本の萌え市場が根付く基盤はできていたのだ。
だから、メイド喫茶の韓国進出は時間の問題だったとも言えるのだが、アムアムをプロデュースしたのは、日本のメイドカフェの経営者ではなく、「おたまっぷ」という大阪・日本橋の地図入りの無料ガイドブックを編集・発行している会社だった。
んんん・・大阪商人のど根性を見ている気がする o(・・;
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